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「踏み切り」 [映画]
テキサスの田舎町エメラルド。ここでは、ある都市伝説が語り継がれていた。1957年、スクールバスと列車が衝突し、事故があった踏切には、いまも亡くなった子どもたちの霊がいる・・というのだ。
この町へ越してきた家族のもとへ、薬物のリハビリを終えた次女のメラニーが帰ってきます。しかし、一度死線を彷徨った彼女には、霊の姿が見えてしまい・・。
冒頭の事故シーン以降は、人生を取り戻そうとする女子高生の苦悩と、彼女を取り巻く人々の反応などがたらたらと描かれます。よくある話で、ちょっと退屈。
ところが、黒衣の影による残忍な殺人が始まると、それに呼応するかのように、ジェニーという子どもの霊が頻繁にメラニーの前に現れ、彼女を悩まします。物言わぬ霊は、何を伝えたいのか・・一体、50年前に何があったのか・・。
ほろ苦青春もの、ホラー、踏み切り事故の謎解きが楽しめる夏向きの1本。メラニーの過ちが、彼女を「狼少年」のように孤立させていくという設定が効いていて、ヒロイン役の女優さんもいい感じ。
事件の真相、犯人の動機等々、腑に落ちない点も多くありますが、それでも充分恐かったし、スプラッター描写が気に入ったので★★★。子どもたち、かわいそう・・。
この町へ越してきた家族のもとへ、薬物のリハビリを終えた次女のメラニーが帰ってきます。しかし、一度死線を彷徨った彼女には、霊の姿が見えてしまい・・。
冒頭の事故シーン以降は、人生を取り戻そうとする女子高生の苦悩と、彼女を取り巻く人々の反応などがたらたらと描かれます。よくある話で、ちょっと退屈。
ところが、黒衣の影による残忍な殺人が始まると、それに呼応するかのように、ジェニーという子どもの霊が頻繁にメラニーの前に現れ、彼女を悩まします。物言わぬ霊は、何を伝えたいのか・・一体、50年前に何があったのか・・。
ほろ苦青春もの、ホラー、踏み切り事故の謎解きが楽しめる夏向きの1本。メラニーの過ちが、彼女を「狼少年」のように孤立させていくという設定が効いていて、ヒロイン役の女優さんもいい感じ。
事件の真相、犯人の動機等々、腑に落ちない点も多くありますが、それでも充分恐かったし、スプラッター描写が気に入ったので★★★。子どもたち、かわいそう・・。
フリフリグッパー [健康]
身体を動かせば、すっきり爽快・・になることは、誰しも経験上分っていること。だけど運動は苦手、億劫、時間もない、根気もないという、あなたにお勧めの体操が、フリフリグッパーです。
筑波大学の征矢英昭先生考案のフリフリグッパーは、足踏みに、腰の振り(フリフリ)と手の開閉(グッパー)を組み合わせた、老若男女誰でも出来る、とてもシンプルな有酸素運動。1日1ユニット、3分でOKです。
以前から、この体操を知っていましたが、お年寄り向けという先入観があって、敬遠していました。ところが3月の震災で、あたり前の生活が崩壊した時、このフリフリグッパーに救われました。
道具や広いスペースは勿論、体力も運動神経も不要。短時間(3分)ででき、いつでも(台所で、お湯が沸くまでの間・・とか)でき、身体への負荷が少ないことで、困難な時期でも無理なく継続できたからです。
不自由な生活の中、緊張感でガチガチになった肩こりも、不規則な生活からくる腸の不調も解消され、何より、落ち込みがちな気持ちがほわっと明るくなりました。
ほぼ元の暮らしに戻れた今。特に楽しいのは、お気に入りのライブビデオを観ながら、歌って踊る?フリフリグッパー。目標の1日3ユニット(約10分間)も、あっという間。フリフリグッパー、大好きです。(画像から、フリフリグッパー動画へ飛べます。)
筑波大学の征矢英昭先生考案のフリフリグッパーは、足踏みに、腰の振り(フリフリ)と手の開閉(グッパー)を組み合わせた、老若男女誰でも出来る、とてもシンプルな有酸素運動。1日1ユニット、3分でOKです。
以前から、この体操を知っていましたが、お年寄り向けという先入観があって、敬遠していました。ところが3月の震災で、あたり前の生活が崩壊した時、このフリフリグッパーに救われました。
道具や広いスペースは勿論、体力も運動神経も不要。短時間(3分)ででき、いつでも(台所で、お湯が沸くまでの間・・とか)でき、身体への負荷が少ないことで、困難な時期でも無理なく継続できたからです。
不自由な生活の中、緊張感でガチガチになった肩こりも、不規則な生活からくる腸の不調も解消され、何より、落ち込みがちな気持ちがほわっと明るくなりました。
ほぼ元の暮らしに戻れた今。特に楽しいのは、お気に入りのライブビデオを観ながら、歌って踊る?フリフリグッパー。目標の1日3ユニット(約10分間)も、あっという間。フリフリグッパー、大好きです。(画像から、フリフリグッパー動画へ飛べます。)
「ラスト・ソルジャー」 [映画]
紀元前227年、戦国時代の中国。小国・梁の待ち伏せに大国・衛は苦戦を強いられ、激戦の末、両軍とも全滅したかに見えた。しかし、死んだ振りで生き延びた梁の一兵士が、負傷した敵国の将軍を捕虜にしたところから物語りは始まる。
兵士は、敵の将軍を国に連れ帰り、褒美に土地と金を手に入れようと考えますが、将軍の命をつけ狙う者たちに行く手を阻まれ・・。
農民出の兵士(成龍)と生まれながらの将軍(王力宏)。境遇が天と地ほども違う凸凹コンビのロードムービーです。ふたりの噛みあわない会話がなんともユーモラスだし、立ち塞がる者たちを、機転と運と体力でかわして行く様は痛快。
話し好きな兵士の言葉には、人生の道しるべが山ほど出てきます。それが説教臭くならず素直に頷けるのは、父親の教えとして訥々と語られ、また、兵士の言動が一貫しているから。ジャッキー、うまいです。
アクション、新旧スターの競演、中国の壮大で神秘的なロケーション、と見所満載ですが、あのラストは・・。腑に落ちなくはないけれど、それこそ「驚愕の」・・でした。★4
兵士は、敵の将軍を国に連れ帰り、褒美に土地と金を手に入れようと考えますが、将軍の命をつけ狙う者たちに行く手を阻まれ・・。
農民出の兵士(成龍)と生まれながらの将軍(王力宏)。境遇が天と地ほども違う凸凹コンビのロードムービーです。ふたりの噛みあわない会話がなんともユーモラスだし、立ち塞がる者たちを、機転と運と体力でかわして行く様は痛快。
話し好きな兵士の言葉には、人生の道しるべが山ほど出てきます。それが説教臭くならず素直に頷けるのは、父親の教えとして訥々と語られ、また、兵士の言動が一貫しているから。ジャッキー、うまいです。
アクション、新旧スターの競演、中国の壮大で神秘的なロケーション、と見所満載ですが、あのラストは・・。腑に落ちなくはないけれど、それこそ「驚愕の」・・でした。★4
「影なき淫獣」 [映画]
イタリア、ミラノの学生街。週末を迎え、学生たちは開放感に浮き立っている。そんな時、デート中のカップルが惨殺され、女性の遺体が激しく傷つけられるというショッキングな事件が起き・・。
1970年代に流行ったジャーロ映画の1本。猟奇連続殺人事件の謎解きに、ホラー、エロティック要素も加味されています。中でも本作は、ナイフやのこぎりで遺体が切り刻まれるシーンから、元祖スラッシャーの声も。
とは言え、血肉飛び散る凄惨な場面は多くありません。もろに見せず、想像させる程度。そういう意味では物足りなさを感じますが、犯人が最後まで分らない、ミステリー映画としては楽しめます。
何しろ、登場する男はみんな怪しげ。そんなの古い手法だな~と思いつつも、誰ひとり信じられない作りなので緊張感が途切れません。主人公の女子大生4名が、気分転換にやって来た別荘での件で、この緊張感は痛いほどに高まります。
エロとかグロとかはほどほどにして、犯人の心の闇を掘り下げて描いてくれると良かったのに。ついでに、もう少し血を見せてくれると、更に満足できたけど。★3
1970年代に流行ったジャーロ映画の1本。猟奇連続殺人事件の謎解きに、ホラー、エロティック要素も加味されています。中でも本作は、ナイフやのこぎりで遺体が切り刻まれるシーンから、元祖スラッシャーの声も。
とは言え、血肉飛び散る凄惨な場面は多くありません。もろに見せず、想像させる程度。そういう意味では物足りなさを感じますが、犯人が最後まで分らない、ミステリー映画としては楽しめます。
何しろ、登場する男はみんな怪しげ。そんなの古い手法だな~と思いつつも、誰ひとり信じられない作りなので緊張感が途切れません。主人公の女子大生4名が、気分転換にやって来た別荘での件で、この緊張感は痛いほどに高まります。
エロとかグロとかはほどほどにして、犯人の心の闇を掘り下げて描いてくれると良かったのに。ついでに、もう少し血を見せてくれると、更に満足できたけど。★3
「スペル」 [映画]
銀行の融資窓口で働くクリスティンは、出世を急ぐあまり、ガーナッシュ夫人の住宅ローン延長の申し出を却下してしまう。それを逆恨みした夫人は、クリスに向かって不気味な呪文(スペル)を唱えて消える。
結論から言うと、さほど怖くありません。せいぜい遊園地のお化け屋敷レベルで、意図的なんでしょうが、特殊メイクなんかもチープです。
それでも、マニアが好きそうなグロいシーンの波状攻撃と、ヒロインがこれでもかというほど痛めつけられる様子から、目が離せなくなります。一見弱々しそうなヒロインの、必死の逆襲も見もの。
ただし、ロマの呪いというのが、いまいちピンとこなくて残念。そして噂のガーナッシュ夫人、怪演というよりは、汚すぎて参った。プライドがあるなら、せめて清潔にしてね。ここは、ヒロインの魅力と、後味の悪さを評価して・・★3。
結論から言うと、さほど怖くありません。せいぜい遊園地のお化け屋敷レベルで、意図的なんでしょうが、特殊メイクなんかもチープです。
それでも、マニアが好きそうなグロいシーンの波状攻撃と、ヒロインがこれでもかというほど痛めつけられる様子から、目が離せなくなります。一見弱々しそうなヒロインの、必死の逆襲も見もの。
ただし、ロマの呪いというのが、いまいちピンとこなくて残念。そして噂のガーナッシュ夫人、怪演というよりは、汚すぎて参った。プライドがあるなら、せめて清潔にしてね。ここは、ヒロインの魅力と、後味の悪さを評価して・・★3。
「アドレナリン:MAX」 [映画]
刑事マックスは、保護していた大切な証人デュークを狙撃され、元妻が働く病院へ運び込む。すでに閉鎖されていた病院で、残っていたスタッフに無理やり弾の摘出手術をしてもらうが・・。
要は、組織の秘密を握る裏切り者を、マフィアのボスが始末しようとするありふれたお話。警察に内通者がいる・・ってのもありきたりな、ほぼ無人の病院内だけで物語が進行する低予算映画です。
B級なりにユニークな面もあります。それは、次々送り込まれる刺客。中でも、黒社会では伝説となった殺し屋兄弟。目も耳も不自由だから、写真と臭い(!!!!)で標的を追う・・という設定には目と耳を疑いましたね。犬じゃないんだからさ。
という具合に、登場人物のキャラクターや会話はユーモラスで、かなり笑えます。反面、アクション映画としてのテンポや緊張感が削がれてしまい、激しい銃撃戦にもアドレナリンは全く分泌されずじまい。
ま、作品には過度の期待はしていなかったのでいいんですが、いつの間にかすっかり肥えたスティーブン・ボールドウィンには愕然!アクションスターを続けたかったら、がんばって絞りましょうね。★2.5
要は、組織の秘密を握る裏切り者を、マフィアのボスが始末しようとするありふれたお話。警察に内通者がいる・・ってのもありきたりな、ほぼ無人の病院内だけで物語が進行する低予算映画です。
B級なりにユニークな面もあります。それは、次々送り込まれる刺客。中でも、黒社会では伝説となった殺し屋兄弟。目も耳も不自由だから、写真と臭い(!!!!)で標的を追う・・という設定には目と耳を疑いましたね。犬じゃないんだからさ。
という具合に、登場人物のキャラクターや会話はユーモラスで、かなり笑えます。反面、アクション映画としてのテンポや緊張感が削がれてしまい、激しい銃撃戦にもアドレナリンは全く分泌されずじまい。
ま、作品には過度の期待はしていなかったのでいいんですが、いつの間にかすっかり肥えたスティーブン・ボールドウィンには愕然!アクションスターを続けたかったら、がんばって絞りましょうね。★2.5
いたって明解な殺人 [ミステリ小説]
アトランタ、ピーチツリー・バトル・ロード。一泊旅行から自宅に戻ったアダムは、妻の遺体と、その傍らで独り言をつぶやき続ける息子を発見。弁護士の兄モンティに電話をかける。
ひとり息子アンドリューには重度の知的障害があり、過去にも母親に暴力を振るっていたことから、事件は簡単に解決するかに見えたが・・。
グラント・ジャーキンスのデビュー作。途中、ジム・トンプスン(「おれの中の殺し屋」など)を思い浮かべたくらい、良い人が登場しません。だから、トーンはとことん暗い。でも、なぜかやめられません。一気読みです。
一見シンプルそうでいて、一筋縄では行かないストーリー展開に翻弄されます。現在の事件の謎解きに止まらず、アランとモンティ兄弟、そして、検事たちの過去の経緯も絡んで読み応え充分。また、最後の最後まで、どんでん返しが待ち受けています。
心理サスペンス、リーガル・サスペンス、法廷ミステリーと、一冊で三度美味しい本作は、映画化も決定しているそうです。たとえ肩入れできる登場人物がいなくても、このラストには大満足。★4
(画像は、高級住宅地ピーチツリー・バトル・ロード)
ひとり息子アンドリューには重度の知的障害があり、過去にも母親に暴力を振るっていたことから、事件は簡単に解決するかに見えたが・・。
グラント・ジャーキンスのデビュー作。途中、ジム・トンプスン(「おれの中の殺し屋」など)を思い浮かべたくらい、良い人が登場しません。だから、トーンはとことん暗い。でも、なぜかやめられません。一気読みです。
一見シンプルそうでいて、一筋縄では行かないストーリー展開に翻弄されます。現在の事件の謎解きに止まらず、アランとモンティ兄弟、そして、検事たちの過去の経緯も絡んで読み応え充分。また、最後の最後まで、どんでん返しが待ち受けています。
心理サスペンス、リーガル・サスペンス、法廷ミステリーと、一冊で三度美味しい本作は、映画化も決定しているそうです。たとえ肩入れできる登場人物がいなくても、このラストには大満足。★4
(画像は、高級住宅地ピーチツリー・バトル・ロード)
「アダルトボーイズ青春白書」 [映画]
少年時代の恩人が亡くなったという知らせに、いまはそれぞれの人生を歩んでいる5人のチームメイトが帰郷することになり・・。
アダム・サンドラーファンにとっては、すっかり身体に馴染んだおばかコメディ。相変わらず、オ〇ラ、オ〇ッコ、ウ〇コネタ満載です。だけど、品のない笑いの中にも、きちんとメッセージが込められています。
今作では、「子ども時代は、子どもらしく過ごさせようよ」と、さらっと伝えながら、率先して遊びまくるオヤジたち。それも、子どもたちの自発性を育てるためなんですね。勉強に・・なります?
更には、毎度のことながら、共演者が豪華。今回は、SNL(サタデー・ナイト・ライブ)の仲間が大集合。彼ら5人だけでも賑やかなのに、マリア・ベロやサルマ・ハエックも登場し、もう目が眩みそう。
中でも見所は、気の合う面々と一緒のせいか、演技を超えた笑いを度々披露しているアダム(上の画像)と、どこか憎めないホワイト・トラッシュ役スティーヴ・ブシェミ。上手いよな~。大笑いした後で、きっと心がほっとする大人向けコメディ。私は好きです。★4
アダム・サンドラーファンにとっては、すっかり身体に馴染んだおばかコメディ。相変わらず、オ〇ラ、オ〇ッコ、ウ〇コネタ満載です。だけど、品のない笑いの中にも、きちんとメッセージが込められています。
今作では、「子ども時代は、子どもらしく過ごさせようよ」と、さらっと伝えながら、率先して遊びまくるオヤジたち。それも、子どもたちの自発性を育てるためなんですね。勉強に・・なります?
更には、毎度のことながら、共演者が豪華。今回は、SNL(サタデー・ナイト・ライブ)の仲間が大集合。彼ら5人だけでも賑やかなのに、マリア・ベロやサルマ・ハエックも登場し、もう目が眩みそう。
中でも見所は、気の合う面々と一緒のせいか、演技を超えた笑いを度々披露しているアダム(上の画像)と、どこか憎めないホワイト・トラッシュ役スティーヴ・ブシェミ。上手いよな~。大笑いした後で、きっと心がほっとする大人向けコメディ。私は好きです。★4
「リピート 許されざる者」 [映画]
メキシコとの国境沿いの町で事業を営むジャックは、娘と妻との幸せな日々を送っていた。しかしある日、最愛の娘トビーが姿を消す。
家出か誘拐か。犯人からの接触はなく、警察の捜査も難航、トビーの行方は依然として分りません。そのためジャックは、メキシコ人である妻の勧めで、ある婦人と会うことにしますが・・。
ジャックが住む町にはメキシコ人が多く、彼らの習慣が色濃くあります。こういった風土の違い、特に、多用される「呪い」の描写が無意味に思えることもありますが、物語が進んでいくと、なるほど納得。
誘拐事件特有の緊迫感が途切れず、ストーリー展開にスピード感はないものの、意外性はあり。ただ、DVDジャケを見て、クロエ・モレッツに期待を寄せるとがっかりするかも。意外に登場シーンが少なく、ラストくらいしか見せ場もないので。
一方、サイモン・ベイカーファンの方は、「メンタリスト」とは違う彼を楽しめるはず。好みは分かれそうですが、私ははまりました。久々に「裏切りのキス」が観たくなった・・。★3
家出か誘拐か。犯人からの接触はなく、警察の捜査も難航、トビーの行方は依然として分りません。そのためジャックは、メキシコ人である妻の勧めで、ある婦人と会うことにしますが・・。
ジャックが住む町にはメキシコ人が多く、彼らの習慣が色濃くあります。こういった風土の違い、特に、多用される「呪い」の描写が無意味に思えることもありますが、物語が進んでいくと、なるほど納得。
誘拐事件特有の緊迫感が途切れず、ストーリー展開にスピード感はないものの、意外性はあり。ただ、DVDジャケを見て、クロエ・モレッツに期待を寄せるとがっかりするかも。意外に登場シーンが少なく、ラストくらいしか見せ場もないので。
一方、サイモン・ベイカーファンの方は、「メンタリスト」とは違う彼を楽しめるはず。好みは分かれそうですが、私ははまりました。久々に「裏切りのキス」が観たくなった・・。★3
「ザ・ウォール」 [映画]
家業であるビル解体作業を、初めて父親から任されたサムは、天才建築家マレストラザの手になるマンションにやって来る。15年前、この場所で、陰惨な事件が起きていたことを知らずに・・。
とにかく、荒野にぽつんと建つ物語の舞台(マンション)の異形にぐっときます。内装(特にホール)もおどろおどろしく、でもどこか惹きつけるものがあっていい感じ。
だから、過去の事件や、有名建築家が設計した都会風巨大マンションがなぜこんな場所にぽつんと建っているのか・・などの、説明に説得力がなくても、視覚的に優れているので(あまり)気になりません。意外な展開が待ち受けている後半もナイス。
この狂気を呼び覚ましたのは、人なのか建物なのか、それとも行き場のない魂なのか・・と、観終わってからも背筋がぞくっとするサスペンス・スリラー。★3.5(0.5は、パスカル・グレゴリーの存在感に)
とにかく、荒野にぽつんと建つ物語の舞台(マンション)の異形にぐっときます。内装(特にホール)もおどろおどろしく、でもどこか惹きつけるものがあっていい感じ。
だから、過去の事件や、有名建築家が設計した都会風巨大マンションがなぜこんな場所にぽつんと建っているのか・・などの、説明に説得力がなくても、視覚的に優れているので(あまり)気になりません。意外な展開が待ち受けている後半もナイス。
この狂気を呼び覚ましたのは、人なのか建物なのか、それとも行き場のない魂なのか・・と、観終わってからも背筋がぞくっとするサスペンス・スリラー。★3.5(0.5は、パスカル・グレゴリーの存在感に)
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