「心霊探偵ホーンテッド 悲哀/亡命」 [TVドラマ]
「LOST」のマシュー・フォックス主演ドラマ第5弾。毎回何かが足りないと感じつつも、理由あって成仏できない霊の心情にしんみりさせられ、DVDになる度、速攻で借りて観続けています。出演者は健闘してますしね。
今回は、心霊ものの恐さと、ほのぼのとしたロマンスが融合した、これまでとは一味違うドラマが楽しめます。意外な場所が舞台になったり、ユーモラスなシーンもあっていい感じ。
ただどうも、DVD化が放送順ではない気がして、そこが不満です。一話完結ではありますが、ドラマ全体の流れがスムーズじゃない感じで・・。
ま、そこは大目にみるとしても、フランクの息子さんの事件は、是非解決させてね。未解決のままドラマが終わってしまったら・・と思うと、夜も眠れません。
マシュー・フォックス /心霊探偵 ホーンテッド V [DVD]
- 出版社/メーカー: 角川映画
- メディア: DVD
「心霊探偵ホーンテッド 盲目/憑依」 [TVドラマ]
「LOST」のマシュー・フォックス主演ドラマ「心霊探偵ホーンテッド」シリーズ第4弾。2弾「廃墟/女医」、3弾「怨念/守護」より、こちらの方が面白いです。
と言うのも、霊の、フランクへの接し方が多様化してきた分、楽しめるから。謎解きの興味があるとしても、毎度”霊が見える”だけじゃ、詰まらないですもんね。また今2作は、美しい元妻の再登場も嬉しく、ミステリーとしてもハラハラ出来ます。
間もなく、5弾もレンタルされる模様。(観るわ!)毎回、心身ともに痛めつけられるフランクが気がかりですが、もうひとつ、彼の息子の事件が、解決する日はくるんだろうか・・が気になる~。
「フロスト警部」 [TVドラマ]
イギリスの国民的人気番組であり、最高視聴率65%をたたき出したという「フロスト警部」シリーズ。原作に登場する、よれよれの服を纏い、下卑たジョークを連発し、頼りない勘で犯人に迫るフロスト警部をイメージして観ると、肩透かしを食らいます。
特に1話は、病気の奥さんが余命幾ばくも無い状況で、さすがのフロスト警部も神妙です。当然下らない冗談も言わなければ、元気もなし。原作ファンであればあるほど、これまで育んできたフロスト像との落差に戸惑ってしまいます。
ストーリーの方も、原作通りとはいきませんが、本格推理ものの緊張感があり、次第にドラマの中に引き込まれていきます。そして回が進むごとに、小説のフロストとは一味違う、TV版フロスト警部ディヴィッド・ジェイソンの魅力がじわ~っとにじみ出てきます。
原作者のR・D・ウィングフィールドが、小説を書く上で影響を受けたくないと言い、このTVシリーズを決して観なかったという逸話が頷ける面白さがあります。一押しは、マレット警視とフロスト警部との、言葉による熾烈なバトルシーン。これは痛快です。
「アウトバーン・コップ Cobra」 [TVドラマ]
すでに「ワイルド・ランナー」でご紹介済みですが、とにかくカーアクションがすごい。毎回激しいクラッシュシーンとカーチェイスがあり、しかも、必ず新趣向で驚かせてくれます。隊員それぞれの個性が上手く調和した、警察隊の雰囲気も魅力のひとつ。それらをぎゅっと45分間に凝縮し、更にユーモアのスパイスをきかせた贅沢なドラマ。
ただ、コブラ11のゼミル(画像右)、アンドレ(左)コンビが、いまひとつしっくり来ないのが残念といえば残念。別にアンドレが嫌いじゃないけど、多分、最初に観たヤン・ゼミコンビの印象が強すぎたのかも。
さて次は、トム・ゼミコンビの「アラームシリーズ」に突入。間もなく、ヤン・ゼミコンビの第7シーズンも、続々DVD化されるとか。いや~、楽しみです!それにしても、ポルシェのパトカーはかわいい。
「ドラッグ・ウォーズ」 [TVドラマ]
メキシコ、グァダラハラのDEA(アメリカ連邦麻薬捜査局)支部。たった4人で、アメリカへの麻薬密輸を取り締まろうとする捜査官たちには、銃の所持、捜査権、逮捕権の全てが与えられていなかった。
メキシコでは、麻薬組織と警察、軍、政治家が結託しており、そんな国で、丸腰で捜査せざるを得ないDEA捜査員の苦悩は、想像を絶するものがあります。苦労の末容疑者を特定しても、逮捕や取調べは地元警察に任さねばならず、その警官たちは、あからさま且つ悪質な妨害をしてきます。
そういうメキシコ側の事情や思いも、きちんと語られます。良好とは言えない対米感情や、貧しさゆえ蔓延る悪など、それでいいとは思えないものの、彼らの理屈も分からないではありません。
納得できないのは、アメリカも、DEA(麻薬撲滅)のために何もしないという事実です。というか、常に政治的配慮などが、全てに優先されてしまうんですね。そして、悲劇は起こってしまいます。
とにかくリアル。迫真の物語です。よくメキシコ政府から抗議されなかったものだわ。同じく麻薬犯罪を描いた映画「トラフィック」で、オスカーを受賞したベニチオ・デル・トロが、本作では若き麻薬王カロ・キンテロを演じているのも見もの。
ただし、TVシリーズのビデオ化なので、上(168分)下(90分)巻合わせて258分と長い・・でも、一見の価値あり・・と思います。DVDなし。ビデオも高額になっていますが、ネットオークションなどで安価で入手可能かも。私は高額で購入しました。1990年作品。