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メアリー・ケイト [ミステリ小説]

フィラデルフィア国際空港。そのバーで隣に座ったブロンドの美女から、「毒を盛ったから、10時間以内に死ぬ」と告げられたジャック。最初は取り合わなかったが、女の言うとおりの症状が出始め・・。

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なぜジャックは毒を飲まされる羽目になったのか。ブロンド美女ケリー・ホワイトの目的は。第一、彼女は何者なのか。ジャックは、そしてケリーはどうなるのか。メアリー・ケイトとは?と、冒頭から謎がてんこ盛り。先行き完全不透明。

金髪女だけでも充分にクレイジーなのに、そこに、復讐に燃える国土安全保障省の工作員、コワルスキーが絡んできて、もう混乱に継ぐ混乱。こちらの頭も爆発しそうになります。

本書が初邦訳となるドゥエイン・スウィアジンスキーのスタイルは、意表を突くアイディア、息もつかせぬ展開、個性豊かな登場人物、アクションありお色気あり何でもありの、驚きとブラックユーモアに満ち満ちた娯楽小説のようで、今後が楽しみ。

間をおかず購入した最新作(というか2冊目)「解雇手当」でも、やってくれてます。(画像は、ジャックがケリーと出会ったフィラデルフィア国際空港。筆者もフィラデルフィア在住)

メアリー‐ケイト (ハヤカワ・ミステリ文庫)

メアリー‐ケイト (ハヤカワ・ミステリ文庫)

  • 作者: ドゥエイン スウィアジンスキー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2008/11
  • メディア: 文庫



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